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活動報告

【フォーラムレポート】白河桃子氏の基調講演などを開催しました。

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 9/27(木)に、金沢市×金沢イクボス企業同盟フォーラム2018を開催しました。

 今回は「ダイバーシティの働き方改革~働き方改革、うまくいっていますか?~」と題し、基調講演には、国の「働き方改革実現会議」の有識者委員も務められた白河桃子(しらかわとうこ)氏をお招きして、働き方改革関連法の成立意図や「なぜ働き方改革を行うか」などのお話を伺いました。

 約80名の方が集まったフォーラムの様子をご紹介します。

 

 金沢イクボス企業同盟の発起人代表である、玉田工業株式会社 玉田善明社長からの挨拶の後、市内の2つの企業から事例を発表していただきました。

 

1、株式会社宗重商店の事例

 代表取締役の宗守重泰(むねもりしげやす)様より、事例を発表していただきました。

 宗重商店さんにおける働き方改革とは、「自己成長感」や「他者貢献感」。

 

 社員の方々がやらされ感ではなく、「自分たちの会社は自分たちでより良くしていく」環境を作られているとのこと。

 

 特徴的なものは、社内の委員会活動です。入社2年目までの社員が委員長となり、普段の業務では関わらない部署の人同士で、あらゆる視点から会社を改善する取組みを行っており、リーダーシップ育成にもつながっているそうです。

 

 「解体屋ではなく新しい街づくり」をしているという言葉が印象的で、「100年後も金沢で無くなって困るのは“宗重商店”だと言われる会社にしたい」とおっしゃる言葉には力がこもっていました。

 

2、金沢信用金庫の事例

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 理事・経営管理部長の西井隆志(にしいたかし)様に事例を発表していただきました。

 働き方改革の取り組みとして、「労働時間の短縮」「営業店終了時間の前倒し」「有給休暇取得」を挙げられました。

 取り組みを行った結果、職員の方の時間に対する意識が向上した一方で、懸念していた営業面や事務管理面への影響は大きく出ておらず、結果として労働生産性が向上しているのでは、というお話しでした。

 西井理事は「取り組みはまだ道半ば」とおっしゃっていましたが、理事長の強い意思のもと、今年から経営理念に「魅力ある職場を通して、職員とその家族の幸せを実現する」という言葉も加わったということで、金沢信用金庫さんの本気度を窺うことのできる発表でした。

 

3、白河桃子氏による基調講演

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 いよいよ白河桃子さんによる基調講演です。

 白河さんは、内閣官房「働き方改革実現会議」において有識者議員を務められ、著書に『後悔しない「産む」×「働く」』(齊藤英和氏と共著、ポプラ新書)、『御社の働き方改革、ここが間違ってます! 残業削減で伸びるすごい会社』(PHP新書)、『「逃げ恥」にみる結婚の経済学』(是枝俊吾氏と共著、毎日新聞出版)などがあります。

 今回の講演タイトルは、「御社の働き方改革間違っていませんか?生産性と社員の幸福の好循環」です。

 

■働き方改革は経営課題であり、ビジネスモデルの変革

 改めて「働き方改革とは何か?」というお話。

 白河さんは「働き方改革とは、経営課題です。」と言い切っていました。

 個々の会社の事情にあった課題にきちんと向き合っていくことが重要であり、評価と報酬を再設計し、生産性を高めたのに給料が減る、ということのないしくみも必要というお話しがありました。

 

 個人としても、なんのためにやるのか。どう生きていけば幸せなのか。を問うことが大事だと言います。

 

■働き方改革における「チーム設計」と「コミュニケーション設計」

 労働時間の削減を目指し、会社から「早く帰るように」と言われてもどこかにしわ寄せが行ってしまうのはどこにでも起こっている問題ですが、それは丁寧なタスク設計がなされていないから、とおっしゃっていました。

 掛け声だけではなく、「チームで帰る」ための業務設計を行うことが重要だと言います。

 

 また、テレワーク等の柔軟な働き方を導入した結果、今までのような「おい、君ちょっと」と言ったコミュニケーションが成り立たない中で、本当に必要なコミュニケーションとは何かを考える必要があり、例えばLINEのような簡素なコミュニケーションツールを活用し、場所や時間や慣習を超えた新しいコミュニケーションのあり方を確立していくことが重要とのことでした。

■社員の「心理的安心感」と「生産性の向上」の関係

 白河さんは、「生産性の向上」のためには、「心理的安心感」が重要なカギを握ると言います。

 

具体的には、

・自分の事情を職場で共有できるかどうか。多様な人が自分の意見を忌憚なく言えるかどうか。

・イノベーションは、賛否両論の中からしか起きない。自分の意見が否定されるような職場では、良いアイデアがあっても批判を恐れて発言できず、結果としてイノベーションが生まれないことになる。

・そうならないために、社員が「心理的安心感」を持ち、発言しやすい雰囲気の職場を作ることが重要。

・成果の上がる組織の秘訣は、「心理的安心感」がある環境の中で「ちょっと高い目標を掲げる」こと。

 

 「心理的安心感」のもと、関係の質が向上すると、思考の質、行動の質があがり、結果の質もついてくる、という好循環が起きる。

それが、つまりは「働き方改革」。

 「働き方改革」はギスギス職場からワクワク職場へ変えることであり、結果としてイノベーションが生まれ、生産性が高まるというお話でした。

 白河さんから、さまざまな企業の事例を伺う中で感じたのは、「時代や考え方は確実に変わっている」ということ。

 この変化にいかに早く気づき、行動できるかがこれからの企業の生き残りにかかってくると感じました。

 

4、トークセッション

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 トークセッションは、宗守社長、西井理事、計画情報研究所の安江専務で行われ、時折笑いも起きる和やかな雰囲気となりました。

  

 宗守社長、西井理事それぞれの自社の中での役割や、具体的にどのような想いや手法で取り組んできたか、裏話(?)も交えながらお話しいただきました。

 

 「働き方改革を進めながら業績も伸ばす秘訣は?」との問いに宗守社長は、「明るいところに人が集まってくることを信じており、明るい職場づくりを目指している」とのお答え。

 数字だけを追い求めるのではなく、社員がいきいきとする職場づくりの重要性をお話しされました。

 

 西井理事からは、「職場の抵抗はなかったか?」との問いに対して「45歳以上男性の抵抗が激しかった」とのお話しが。昔からのやり方にとらわれている職員には、なかなか理解してもらえなかったが、働き方を変える必要性が徐々に浸透してきているとのお話しもありました。

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 お二人の話を伺いながら感じるのは、会社や社員の状況をよく見ているということ。

 

 宗重商店さんの取り組みの一つである「委員会活動」も、業務の特性上なかなか社内でコミュニケーションがとれない状況を改善するためのものでもあります。

 

 西井理事からも、日々の部下の仕事を直接見ている中で感じたムダを、「それ、やる必要あるの?」と気づかせることで、少しずつ削減しているというお話しがありました。

 

 

 基調講演の白河さんのお話しの中でも、「働き方改革は、自社の経営課題に向き合うこと」「早く帰るためには、チームで丁寧なタスク設計をすること」などのお話しがあり、働き方改革を進めていく上では、まずは自社の状況を良く見つめ、丁寧なプロセスを経ることが不可欠だと感じました。

 

 一方で、これまでのやり方を変えるために、時にはトップダウンで断行しなければいけないものもあるでしょう。

 

 その辺りの「丁寧さと大胆さ」が働き方改革には必要であり、まさにそれは経営そのものだと感じました。

 

 働き方改革は、小手先の制度を見直すだけのものではなく、経営そのものの改革であるということを今回のフォーラムを通して学びました。

 

 参加者アンケートでも、具体的な学びがあったという声が多く、今後の実践に向けたコメントも多く見られました。

 

 今後希望する内容としては、「もっと『イクボス』という言葉を広めてほしい」「中小企業の取組に関する具体的な事例を知りたい」という声もありましたので、今後のセミナー等の参考にしたいと考えています。

 

 金沢イクボス企業同盟では、今後も働き方改革やワークライフバランスに関連する学びの場や、企業同士の交流会を予定しています。

2018年10月29日 16:07

【報告】JR東日本千葉支社木更津運輸区の方々と意見交換を行いました!

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8/3(金)に、JR東日本千葉支社木更津運輸区の業務研究メンバーの方々と、働き方について意見交換を行いました。
 
働き方における日常の悩みなどを、ランチを囲みながら約2時間程度お話ししました。
 
業種や職種による働き方の違いや課題なども明確になり、大変有意義な時間を過ごすことができました。
 
今後も、組織や地域を超えた連携を図っていきたいと思います。
 
2018年09月05日 18:06

【レポート】元祖イクボス川島氏をゲストにセミナー開催

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7/12(木)に、サマーセミナー2018を開催しました!
今回のセミナーは、40名程の方々にお集まりし、会場がいっぱいとなりました。
 
ご参加して頂いたみなさま、ありがとうございました。

今回で3回目となるセミナーは、「自責」で風土を変えよう!をテーマに、「元祖イクボス」の川島高之氏をゲストに迎え開催しました。
 
 
プログラム
 ① 働き方改革チャレンジ宣言
 ② 川島高之氏の話題提供
 ③ イクボストークセッション
 ④ グループディスカッション「今日から「自責」で取り組むこと」

1.働き方改革チャレンジ宣言

金沢市経済局労働政策課 東田課長より、あいさつがありました。
 
「金沢市働き方改革チャレンジ宣言企業」とは、働き方改革の推進途上にある企業が、
 ① 取組テーマ
 ② 目標
 ③ 取組内容
 ④ 取組期間
を設定し、目標達成に向け、市が実施するワークショップ等で継続的に話題提供を行い、
取組をブラッシュアップするもの。
 
採択された6社の担当者が声高らかに「働き方改革チャレンジ宣言」をしました。
 
今回、採択されたチャレンジ宣言企業は
 ・医療法人社団 博友会 金沢西病院
 ・株式会社家元
 ・株式会社カネマサ
 ・株式会社タカナリ
 ・株式会社トーケン
 ・若松梱包運輸倉庫株式会社
 
 
6社のこれからの取組目標は、以下の通り。

医療法人社団 博友会 金沢西病院
  ・2019年までに時間外労働を半減
  ・平均有給休暇取得率を平均40%以上に向上
  ・1年以内離職率を20%以下に

株式会社家元
  ・週休3日制度を導入に向けた、
   週1フリー出勤の試験的実施
  ・効率的な仕事の仕方の実現
 

株式会社カネマサ
  ・ペーパーレス化の実現
  ・テレワーク環境の整備
  ・女性の社会進出の促進

株式会社タカナリ
  ・時間短縮しつつ、満足できる技術の精度を向上
  ・会社と従業員の方向性のベクトルの一致

株式会社トーケン
  ・多様な人材の採用
  ・社員に応じた働き方の推進
  ・若手や女性社員の適材適所や人材活用
  ・意識改革を伴う業務改革

若松梱包運輸倉庫株式会社
  ・ワークライフバランスを支える職場を実現
  ・「居心地」と「刺激」を両立する職場を実現
  ・男女ともに活躍できる職場を実現
 

上記の6社のように自社内の改善が始まりつつあり、
これから、日本一働きやすいまち金沢をめざして、このような働き方改革が進むことが期待されますね。

 

2.川島高之氏のミニ講演

「イクボスで、成果と笑顔が共にアップ」をテーマにした川島高之氏から話題提供は、15分という限られた時間だったにもかかわらず、さすが!心をわしづかみのプレゼンでした。
 
川島さんは、現在NPO法人コヂカラ・ニッポンの代表ほか、さまざまなNPOや会社の役職を務めていますが、大学卒業後、商社に入社。その後、上場企業の社長となった3年間に、利益80%増、残業1/4,社員満足度過去最高を達成しています。
 
そして、50歳ですっぱり退職して、起業するという自らハイブリッドな人生を実践しています。
 
川島さんから聴衆へ、一番に伝えたいメッセージです。
 ・人生は一回。3倍楽しもう(Work Life Social=Hybrid人生のススメ)
 ・仕事と私生活は、相乗効果の関係(私生活の充実が、仕事の能力・成果を高める)
 ・ワークライフバランスは、経営戦略(組織の成果と、部下の満足度は比例関係)
 
 
 
昭和の時代、経営者は、「いつでもどこでも働ける無制約社員に控えの選手多数」というチームの監督でよかったのですが、少子高齢化の今、そんなチームでは勝てません。ワーママ、イクメン、高齢者、通院・治療、資格・勉強、障がい者、片親家庭etc、働く場所や時間に制約のある社員のメンバーで勝てるチームにしていくのが、これからの上司です。
 
また、ワークライフバランスという言葉が、なにか“ゆるいもの”と認識される風潮に対して、“時間を短縮して成果をあげるきびしいもの”であると強調。
そして、成果を出しつつ「人生100年時代」を迎えるには、仕事オンリーではなく、地域活動、家族との時間、趣味や学習などで、一人ひとりが無形資産を築くことが一番大切であるとのお話でした。
 
では具体的に、経営者は何をすればいいのか? 
 
 ・社長などトップの強いメッセージと行動
 ・人事評価、就労規則、職務規定などの改訂
 ・クラウド、AI(RPA)などのICT投資
 ・上司(管理職)の意識と行動改革
 
という4つのポイントのうち、「意識と行動改革」が最重要ということでした。
 
また、部下がやるべきこと、
 
 ・職責を果たす
 ・仕事の裁量権を取る
 ・不満を言うのではなく、「自責」で行動する
については、川島氏の新書「職場のムダ取り教科書」にも詳しく書かれていますので、
ぜひお求めください(笑)
 
最後に、会場の皆さんへ
 ・ワークライフバランスは与えられるものではなく、自ら「奪取」するもの。
 ・ワークライフバランスの出来ない理由を挙げるのではなく、出来る「手段」を考え、実行する。
 ・人生を欲張り、「貪欲さ」を持ち、働き方改革は生き方改革である。
 
「仕事だけの人生ではなく、人生は一度であるのだから、楽しく貪欲に生きましょうよ。」
と力強いメッセージを頂きました。

3.イクボストークセッション

続いて、川島さん×若松孝夫さん(若松梱包運輸倉庫株式会社)×安江雪菜さん(株式会社計画情報研究所)の3名のトークセッション。
若松梱包運輸倉庫株式会社さんは、働き方改革チャレンジ企業&金沢イクボス企業同盟の加盟企業でもあります。

 
■効率性の向上と生産性の向上はちがう
 
安江さんからの質問について、川島さんは、
「効率性の向上」とは、無駄を減らすこと。
「生産性の向上」とは、仕事時間を減らしつつ、仕事の成果をあげるもの。
として位置づけました。
 
効率性の向上は、これまで8時間かかっていたものを4時間にするというものですが、生産性の向上は利益や顧客価値を分母とし、分子が社員の時間。
つまり、効率性の向上で空いた時間で、新たな価値やイノベーションを生み出すことが狙いであって、それが経営戦略です。
効率性だけを求めると職場はギスギスしてしまいますが、無駄話が多い職場ほど社員がお互いのことを知ってカバーをしあい、生産性も向上するということでした。
 


 
■ベテラン社員と若手社員、それぞれどう向き合えばいいの? 
 
会社が好きすぎて、しょっちゅう会社に顔を出す会長や、「有休はけしからん」、「残業する社員ほどかわいい」などのボスも巷にはいるでしょう‥
そんなボスや上司に川島節、炸裂です。
 
 ・ベテラン社員は、「若手に席を譲り、伝承する」、「若手のサポート役」、
  「行動習慣の見本」となること、そして若手にはきちんと役割期待を与えて伝えること。
 ・中間管理職には、プレイングマネージャーになっている人が多いが、
  ここはマネジメント比率を上げ、部下に裁量権を渡すこと。そして若手社員のサポートに徹すること。
 
権限委譲ですね。
 
若手社員に向けては、
 
 ・自責で働く、自分で出来ることは自分でやると意識づけすることが大事
 
であるとのこと。「自責」ってよく考えると重い言葉です。「上司が…」「会社が…」「国が…」と言っていても環境は変わりません。不満を言うより自分で行動を変えることが先決。
 
■それぞれの働き方改革の進め方
 
若松さんは、人事評価の見直しや給与の一律ベースアップを行って、社員満足度を高めながら品質も高める好循環のサイクルを狙っているそうです。
 
建設コンサルタント業界の若手技術者の会をつくって活動している参加者から、このままでは業界を志望する学生がいなくなるという危機感から、「自責で行動すること」、「自分たちの世代だけではなく下の年代に広げること」を意識して活動に取り組んでいるという声がありました。
 
その他、会社として残業削減に取り組んだ結果、残業手当が減ってしまい、困っている社員も多いという声も。これについては根深い問題です。業界によって事情は異なりますが、経営者も働く人もwin-winにならないと個人の幸せにつながらない・・・とても考えさせられるテーマでした。
 
 

4.グループディスカッション「今日から「自責」で取り組むこと」

参加者で4~5人のグループになり、意見交換やディスカッション。
最後に「自責」で風土を変えるための取り組みをふせん紙に記入しました。
 
 
「部下を信頼すること」、「時間の使い方を意識すること」、「自分や上司を笑顔にすること」などのポジティブな意見が多かったようです。
最後に、ナイス質問の参加者お二人に、川島さんからサイン本を贈呈していただきました!
 
「自責」
 
上司や部下が自分の責任で行動する「自責」
 
働き方改革といわれると、どこか他人事でもあり、会社が取り組むことのように聞こえますが、「部下と上司の関係」→「自分と会社」→「業界」のように、自分から始める小さなステップで考えていけば、やることは多いはず。
そして、確実に自分の「生き方改革」へとつながってきます。
 
金沢イクボス企業同盟では、働き方改革やワークライフバランスに関連する学びの場や、企業同士の交流会を予定しています。
次回は、9月27日(木)少子化ジャーナリストの白河桃子氏をお招きしたフォーラムを開催します。
白河桃子氏は、国の「働き方改革実現会議」の有識者議員を務められており、法案成立の意図やこれからのあるべき企業の姿についてご講演を頂く予定です。
 
2018年07月27日 11:27

【レポート】3/20内定者向けセミナーを開催しました!

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3月20日(火)に、第2回目のセミナーとして、内定者向けのセミナーを行いました。
「~未来の金沢を創る~『働く』ってなんだろう?」をテーマに、市内企業5社から内定者8名が参加しました。

1.自己紹介

 
 初対面の方も多いので、場を和ませる簡単な自己紹介を行いました。「ウソつき自己紹介」というテーマで、ウソをまじえた自分のエピソードを紹介していき、周りの人はどれがウソかを見抜くというルールの自己紹介です。
 「初対面の人を疑う」ことを通して、今回のセミナーは「当たり前を疑う」視点で臨んでほしいという説明がありました。

2.グループワーク「働くってなんだろう?」

 
 次に、株式会社アイ・オー・データ機器・坂本友紀氏の進行で、グループワークに入ります。
「知っていることではなく、気づいたこと・感じたことを素直に」「正解はないので、まだ働いていない皆さんだからこそ選べる言葉を出しましょう」という言葉でグループワークがスタートしました。
 それぞれが持つ「働く」ということに対するイメージをふせんに書き出し、お互いに話し合います。
 しかし、はじめはなかなかしっくりくる言葉が出てこなかったり、どこかで聞いたことのあるような「よそゆき」の単語が並んだりする様子でした。
 
 
 そこで、坂本氏からアドバイス。
 
「テーマに対して直線的に考えないことが大事。問いを立てることが重要です」
「例えば、何十億ものお金が手元にあったら皆さんは働きますか?」
「抽象的な問いなので、身近で働いている具体的な人を想像してみてください」
 
 という言葉で、少しずつ議論が前に進み、あっという間に発表の時間を迎えました。

3.各グループの発表

Aグループ:「働く」とは「気持ち良く寝ること」である。
 


「責任を果たした達成感」によって「不安がなくなること」や、「心身を使いきること」によって充実感を得られることが、よく寝られることにつながるという結論でした。
 
大変ユニークな視点での発表でした。

Bグループ:「働く」とは「自己満足」である。

 
「自己満足」=「充実」と定義づけ、人に認められることで自分自身の満足感を得ることができ、それが周囲や社会を良くしていくことにつながるのではないかという結論でした。
 
 働く中では、嫌な面もあるとは思うが、「自己満足」=「充実」を得られたら、嫌な部分も乗り越えられるのでは、という話も出ました。
 
 
 両グループから出てきた共通のキーワードは「充実」でした。
 働くことは、「充実を得るもの」という共通したイメージが出てきました。
 
 また、発表の中では出てきませんでしたが、話し合いの中で書いたふせん紙の中には「人と関わる」「人とのつながり」が働くことだという言葉も多く見られました。

4.振り返り

 振り返りでは、「自分の納得する仕事を積み重ねていくことによって、働くことにおけるやりがいや達成感が得られる」という先輩社員からの話もありました。
 
 坂本氏からは、子どもを持ったりライフステージが変わることで「働くとは何か」という問いに対する答えも変わってくるというお話しがあり、「皆さんには無限の可能性がある。入っていく会社で可能性を実現してほしい」というエールが送られました。
 金沢市労働政策課・藤田氏からも「働くことに対して、とても前向きな話し合いをされていたことが印象的でした」というお話しがあり、参加者8名の4月以降の活躍への期待を述べられました。
 

 

 
 最後に、皆さんで記念撮影。会社を越えた「同期」として大切にしてほしい仲間です。


おわりに

 今回は、これから入社をする内定者を対象にしたセミナーでした。ほぼ初対面の人と「働くとは何か」というテーマで話し合いを行いました。
初めはなかなか議論が進まなかった様子でしたが、坂本氏のヒントで、少しずつ自分たちの言葉で語ることができるようになる姿が印象的でした。
 また、参加者アンケートでは「お互い不安を持っていることがわかって安心した」や「他社の方と交流できる良い機会だった」という意見も見られ、グループワークを通して、お互いの率直な気持ちも共有できたようです。
 その他、この場で出た意見等は、金沢市や金沢イクボス企業同盟において、今後「働き方改革」を進めていく上での参考にしたいと考えています。
 今回のような企業を超えた活動が金沢イクボス企業同盟の取組みの特徴でもあると考えています。
 今後もこうした場を積極的に作っていきますので、ぜひご参加ください!

2018年03月30日 17:02

【レポート】11/20フォーラムを開催しました!

講演風景
 皆さんこんにちは!
 さて、先日の11月20日(月)に、サイボウズの社長室フェローである野水克也さんをお招きしてフォーラムを開催しました。
 大変盛り上がったフォーラムの内容を、下記にご紹介させていただきます。

1. 野水さん基調講演

 まずは金沢イクボス企業同盟発起人代表である、玉田工業株式会社の玉田社長による開会の挨拶。

     

 そして事務局から金沢イクボス企業同盟の紹介を行ったのち、早速基調講演へとはいります。
 基調講演のテーマは・・

     

 「理想の働き方 ― なぜ若い人が辞めるのか?なぜやる気のないおじさんが辞めないのか?」
・・ものすごいインパクト!しかし光景が目に浮かぶ、訴求力のあるタイトルです。
 
 まずは日本社会を取り巻く現状の整理。
・ 日本の人口構成は完全な逆ピラミッド。
  しかし働き方やビジネスモデルは人口増加時代と変わっていない。
・ 今後18年間で500万人の労働者が消える。日本中のタクシーとトラックの運転手を足した数の3倍。
・ 2025年には、医療・年金を除く社会保障費は国債償還分を除く国家予算と同額になる。

といったデータから、日本は働き方改革を行わなければ社会が持たなくなるという段階まで来ているという事がわかります。にもかかわらず、

・ 「女性活用」と言いながら行われているのは、おじさんによる同化政策。
  9時に出社できなければ正社員になれず、おじさんと同じくらい働く女性でなければ出世はできない。
・ 若者が地方公務員になりたがるのは現実を見ているからであり、
  それをやる気がないと言ってしまう、求職者に訴える魅力のない民間企業。
・ 財政破綻したギリシャと同じレベルの労働生産性。
  ギリシャになっていないのは、長時間労働で持たせているから。

というのが、この国の働き方の現状です。

 このような状況を打破する為には、若者が働きたくなるような会社・社会を作る事が重要で、それが本当の「働き方改革」なのです。
     
     

 サイボウズでは、自立と多様性が最も重要視されています。

・   休みやすい風土や副業可能な制度も、再学習や
  スキルアップにより多様性、自立性を確保する為。
・   職責を地位化しない。働き方はライフステージに合わせて選べ、
  時間短縮やリモートワークから復帰する時は元の仕事に戻れる事を保証する。
・   ワークかライフかで言えばライフ優先。
  人手が足りない事があれば、受注をあきらめる覚悟がある。

     


 このような施策により、誰もやめず、求職者が殺到する会社になったとの事。
 この他にも、

・   高いスキルを持つ人には、スキルアップできる環境を報酬として用意する。
・   働き方改革の本質は、女性活用でなく男性の生き方改革。自立とは依存先がたくさんある事。

といった、社風が随所に感じられるトピックスをお話しいただきました。

「制度・風土・ツールを変えるのがおじさんの仕事。
20年後に残る会社、20年後に残る働き方を皆さんの手で実践してください。」
 講演の最後に野水さんからいただいた以上の言葉で、基調講演のまとめを締めくくらせていただきます。

     


 講演後の質問タイムにも下記のような突っ込んだ質問があり、会場の関心の高さが伝わりました。

・   100人100通りの働き方を実現する総務の人は大変では?
 →人事制度は社員みんなで考える。総務の人は実務に集中。
・   時間管理はどのようにしているのか。
 →全職種で裁量労働制を取り入れているが、時間管理制との選択は従業員自身が自由に選べる。

2.金沢イクボス企業同盟の事例発表

 野水さんの講演に続いて、金沢イクボス企業同盟の会員企業である、玉田工業株式会社の山田さんから事例発表がありました。

     

 玉田工業では、働き方の現状把握を行う為の全社員アンケート、また営業職を対象に活動時間分析を行い、時間外労働が発生する原因を突き止めて改善に取りかかっています。
 こういった取組みにより、以前はかなり多かった若年者の離職は、近年ではほとんど見られなくなったそうです。
 管理部門だけでできる事、また各部署だけでできる事は限られています。社内でサポート・ヒアリングをしながら進めていく事が、働き方改革の一番の近道であるという事が、山田さんの思いを交えて語られました。

3.ワークショップ

 基調講演と事例発表に続いて、ワークショップを行いました。
グループで話し合いながら、自社の「改革していること」「改革していないこと」を書き出してみるという内容。
 2人の方から働き方についてのお話を聞いた後という事もあり、各グループ非常に話が盛り上がりました。盛り上がりすぎて改革事例の書き出しまでたどり着けなかった人もちらほら・・(←自分)。

     


最後に金沢市労働政策課の東田課長から講評をいただき、フォーラムは終了となりました。

4. 懇親会

 セミナー終了後は、立食での懇親会。
 参加者のオープンマイクでは、各社の取り組みや個人の抱負が発表され、熱の入ったスピーチに万雷の拍手が送られるシーンもありました。
 最後は野水さんからコメントをいただき、記念撮影で終了。お疲れさまでした!

     

 

おわりに

 働き方改革で有名なサイボウズの取組みのお話は、野水さんのキャラクターもあり非常に刺激的で興味深いものでした。
 しかし、サイボウズでないと出来ないというものではなく、またサイボウズと同じ事をすればよいというものでもなく、それぞれの会社の中で、制度・風土・ツールを変える取組みを行っていく事が重要なのだと思います。
 その為には、玉田工業の山田さんから発表があったように、従業員の声を聞き、労働の実態を細かく把握する事が大事です。
 まずはできることから、そして、20年続く会社と働き方に向けて。
 金沢イクボス企業同盟は、一緒に20年後を考える仲間をいつでも待っています!
2017年12月04日 10:10

【レポート】8/3サマーセミナーを開催しました!

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1.金沢イクボス企業同盟の活動について・加盟企業アンケート結果報告

 まず、「金沢イクボス企業同盟」の役割や活動内容の説明、6月~7月にかけて行った加盟企業アンケートの結果を株式会社計画情報研究所・安江氏が報告しました。


      

2.取組み企業からの話題提供

 津田駒工業株式会社加賀建設株式会社株式会社シーピーユーから取り組み事例を紹介しました。

津田駒工業株式会社・牧野氏

・裁量労働制を平成13年に導入したが、平成24年に対象者を新たな基準で選定するなど制度の見直しを実施
もともと働き方改革のために導入した制度ではないが、運用次第でメリハリのある勤務体系となった
・裁量労働制以外の社員へも良い影響が出ている


加賀建設株式会社・鶴山氏

・仕事の効率を上げるために時間分析をしたところ、技術者が書類作成に時間がかかっていたことがわかった
・そこでクラウド型グループウェアシステムを導入し、全社員へのi-Phoneを支給
・新たな人事評価制度の導入
自社の抱える本当の課題とは、背景と何かを見極め、負担をかけずに最適なものを選ぶことがポイント


株式会社シーピーユー・中村氏

・子育て世代の従業員の割合が高いため、多様な働き方や柔軟な休暇制度を推進
①在宅勤務(テレワーク)制度、短時間勤務制度の導入、勤務地の融通、託児制度の導入
②子の看護のための休暇・介護休暇、ボランティア休暇

3.ロールプレイング

 3人1組で、上司役・部下役に分かれてロールプレイングを行います。そのプロセスを最後に審判が判断するという内容です。
 部下からの急な相談に上司としてどう対応したらよいか、それぞれが頭を悩ませながらも楽しく役割を演じました。
 
 体験した方からは「役割を変えることで見方が変わって楽しかった」などの声があり、複数の役割を演じることで、異なる視点で考えることができたようです。

4.ワークショップ

 働き方改革の取り組みを進める上で「現在悩んでいること」についてグループでテーマを決めて話し合いました。
 

 「育児休業取得における課題」「社内にイクボスをどう定着させるか」など各グループが決めたテーマで、自らが抱えている悩みや体験談などを話し合いました。
 

 「経営者が強いビジョンを持って進めていく必要がある」「育児休業取得には環境づくりが重要」「業務の分担を進めるためにも仕事の棚卸しは有効」「仕事とプライベートの相乗効果を引き出せるような環境が必要」など、本質的な問題に踏みこんだ活発な議論になりました。
 体験談や現在の悩みを会社という垣根を超えて共有できたことは、金沢イクボス企業同盟の大きな成果といえます。

5.金沢市労働政策課・東田課長からの講評

 

 「今日をきっかけに、金沢における働き方改革の一つのうねりができたのではないか」「意識改革も知識も大事だが、根本的には相手への思いやりを持って社員の育成にあたることが重要と感じている」との言葉があり、金沢市として「働き方改革」に真剣に取り組んでいくという熱意を感じました。

6.ランチ懇親会

 セミナー終了後は、立食での懇親会。
カジュアルな雰囲気の中、セミナーでは話せなかった人同士の会話もはずみ、セミナーでは話せなかった悩みなど率直な話も飛び交いました。

      

振り返って

 今年2月に発会した金沢イクボス企業同盟の初めてのセミナー。
普段なかなか他社の同じ立場の人同士で話す機会が少ないため、今回のセミナーでは参加者同士が積極的に会話をできる場にしたいと考えていました。
 ワークショップや懇親会などで、参加者同士がそれぞれの悩みを共有している姿が印象的でした。
 「働き方改革」の取組みは一人で進めていけるものではなく、同じ想いを持つ仲間の存在が大事になってくると考えています。こうしたセミナーを通して、少しずつ仲間の輪が拡がり、金沢全体の取組みが進んでいくよう、今後も活動を行っていきますのでご注目ください。



2017年08月10日 14:03

【報告】加盟企業へアンケートを実施しました

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 金沢イクボス企業同盟では、「働き方改革」に関して抱えている現状や課題、同盟への活動ニーズを明らかにし、今後の活動に活かすため、加盟企業を対象にアンケート調査を実施しました。

調査期間:2017.6.21〜2017.7.7
調査方法:webフォームまたはE-mail・FAXによる回収
回答数:37社/80社
回答率:46.3%



調査結果の概要
•  WLB実現に向けて実施した取り組みについては、柔軟な休暇制度や勤務制度多い結果でした。
•  働き方を進める上での課題としては、ノウハウや知識の不足が多く挙げられました。
• 「イクボス」の取り組みは会社のイメージアップにつながるという回答が多く挙げられました。
イクボス企業同盟の活動には、従業員同士の懇親具体的な取組み内容や成功事例を知りたいなどを求める声が多く挙げられました。


 今回のアンケートで得られた結果を参考に、金沢イクボス企業同盟では皆様に有益となる勉強会やセミナーを企画していきます。

アンケート結果〔PDF/727KB〕

2017年07月28日 16:29

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