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活動報告

【レポート】「IT導入」をテーマにセミナーを開催しました!

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12/11(火)に、ウインターセミナーを開催しました。

テーマは「IT導入だけでは実現できない真の働き方改革」。

 

タテマチストリート内のHARMONIE studioで行われた今回のセミナーは、25名の方々にお集まりいただき、中身の濃いセミナーとなりました。

 

ご参加していただいたみなさま、ありがとうございました。

 

今回で4回目となるセミナーは、「ITの導入」から働き方改革を考えていく内容です。

 

 

プログラム

 ① 金沢市働き方改革チャレンジ企業宣言からの報告

 ② 話題提供「IT導入に失敗しない5つの法則」

 ③ 事例発表

 ④ グループディスカッション

 

1.金沢市働き方改革チャレンジ宣言企業からの報告

 金沢市では、今年7月に働き方改革に積極的に取り組む6企業を「金沢市働き方改革チャレンジ宣言企業」として決定しました。

 

 金沢市経済局労働政策課係長 藤田氏より事業の説明をいただいた後、2つのチャレンジ企業から、これまでの取組みを発表していただきました。

 

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株式会社トーケン 岡本氏

 

 株式会社トーケンの岡本広志管理本部長からは、冒頭「働き方改革に関しては、日々試行錯誤しながら取り組んでいる。『働き方改革は宝の山』という前向きな考え方で進めている。」というお話しがありました。

 

 「社員が主役」の働き方改革を目指しており、「多様な人材の採用」「若手・女性社員が活躍できる適材適所の人材活用」「意識改革を伴う業務改革」に取り組んでいるとのことでした。

 

 「意識改革を伴う業務改革」の一環でITも積極的に活用しており、テレビ会議システムの導入により移動時間の短縮につなげたり、現場にライブカメラを設置し、遠隔でも現場の進捗状況がわかる環境を整備するなど、どんどん新しい技術も導入されているとのことでした。

 

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金沢西病院 小澤氏 

 

 続いて、医療法人社団博友会 金沢西病院経営部の小澤なおみ氏に発表していただきました。

 

 医療現場の現状として、人命に関わる仕事であるため24時間365日稼動する必要があること、また専門の資格を持つスタッフが複数名必要であることや、個人のセンシティブな情報を取り扱っているので高いコンプライアンス意識などが求められることなどをお話しいただきました。

 

 そのような環境の中、金沢西病院においては「電子カルテを活用した患者情報の院内共有」を中核に働き方改革を進めているとのこと。電子カルテを有効に活用することにより、ミスのない医療・看護・介護をスムーズに提供することでロスのない就業につながり、時間外労働削減などの働き方改革の実現を目指しているそうです。

 

 今後の展望として、スマートフォンとiPadを職員へ配備し、全業務の連絡、報告、相談の迅速化を図り、個人ライフスタイルの確立に貢献していきたいというお話がありました。

 

2.「IT導入に失敗しない5つの法則」

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ピー・シー・エー株式会社北陸営業所 庵下氏

 

 話題提供として、ピー・シー・エー株式会社北陸営業所の庵下貴志所長、浦川貴成主任から「IT導入に失敗しない5つの法則」というテーマでお話しいただきました。

 

 まず、庵下氏から働き方改革を取り巻く国や県の状況をお話しいただくとともに、働き方改革の取組みステップとして3点を挙げていただきました。

 ステップ1は制度、ステップ2は風土、ステップ3としてITの導入。

 

 庵下氏としては、特に「風土」の改革が重要と考えておりトップの意識改革や徹底的な「ムダ・ムラ・ムリ」の排除が必要になるとのこと。

 

 しかし、たとえ風土が変わったとしても、実際には仕事量が減らない現実があり、人手が不足している現状も合わせて、ITの活用が必要になるとのことでした。

 

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ピー・シー・エー株式会社北陸営業所 浦川氏

 

 続いて浦川氏から、「IT導入に失敗しない5つの法則」についてお話しいただきました。

 

 経営者を対象にとったアンケートでは、半数以上の方が「自社のITシステムに満足していない」というデータもある中、ITの導入において満足度を上げるポイントをこれまでのご経験からお話しいただきました。

 

 

1、「目的が明確化できていること」

 ITの導入にあたっては、フォアキャストではなくバックキャストの考え方が大事と強調されていました。

 目の前にある課題の解決から考えるのではなく、会社のあるべき姿をイメージして「何のために導入するのか」を明確にしなければせっかくのツールも活かしきれないとのお話でした。

 

2、「期間が定まっていること」

 ITの導入後にいつ有益化するかをきちんと考えることが重要とのことです。

 ITを導入するまでの期間はもちろん、成果を挙げるまでの期間も明確にしておくことがポイントというお話もありました。

 

3、「立場が明確になっていること」

 社内の誰にとって有益になるかを明確にすることが重要とのことです。

また、経営者のITリテラシーが高い企業は比較的成功するパターンが多いようです。

 

4、「専門家を見極めること」

 良い専門家は、企業のあるべき姿を見据え、「導入のプロセス」を一緒に考えてくれるとのことです。

 導入時だけではなく導入後もサポートしてくれる専門家であれば、さらに安心できるとのお話もありました。

 

5、「IT化と業務改革は並行して推進すること」

 ITの導入にあたっては、業務改革を同時に行うことが必要であり、効果的に取り組むための2つのポイントを教えていただきました。

 

① ワークフロー図を描くこと。

② 何のためにIT化や業務改革を行うのかを、経営者から社員に伝えること。

 

 ①に関しては、属人化している業務を図に描いてみると、どこにムダがあるのかが一目瞭然になるとのこと。属人化している仕事というのは、本人にもなかなか全体像が見えていないものであり、それを一度図にすることで気づきを促す意味もあるとのことでした。

 

3.加賀建設の事例発表

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加賀建設株式会社 鶴山氏

 

 

 続いて、実際にITを導入して働き方改革に活かしている事例として、加賀建設株式会社経営本部・鶴山秀二本部長に発表していただきました。

 

 加賀建設では2017年2月からクラウド型グループウェア導入の取組みを始めたそうですが、これまでの経過も含めて先ほどの「5つの法則」の視点でお話しいただきました。

 

1、目的

 建設業界ではなかなできていない週休2日の実現と、社内のペーパーレス化で無駄な時間外労働を削減することを目的として取組みを進めたそうです。

 

2、期間

 2017年2月に業務改善検討委員会を立ち上げ、同年10月にペーパーレス化を実現。その間、社員からの意見も踏まえた課題の抽出や、ルール決め、紙として残す文書の精査などを行ったとのことでした。

 

3、立場

 ITリテラシーの高い専務取締役がプロジェクトリーダーとなり、土木部門や総務部門、経営企画部門から選ばれた計5名のメンバーで、それぞれの役割を明確にしながら進めていったそうです。

 

 

 

4、専門家

 クラウド型グループウェアの導入にあたり、ITベンダーとコンサルタントと連携して進めていったそうです。ITベンダーには自社のやりたいことを伝えた上で実行支援をしてもらったり、コンサルタントには定期的なミーティングのスケジュール管理等を行ってもらうなど、それぞれの専門分野を活かしながらプロジェクトを進めたとのことでした。

 

5、IT導入と並行した業務改革

 ペーパーレス化実現後も、若い社員の方を中心にワーキングを行い、会社への改善提案をしているとのことです。会社のみならず、「業界も良くしよう」という気概を持って取り組んでいらっしゃる点が印象に残りました。

 また、全社員にiphone支給を行うなど、生産性向上に積極的に取り組んでいるとのことでした。

 

「100年企業を目指す」という鶴山さんの言葉には力がこもっていました。

 

4.全体ディスカッション

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ディスカッションの様子

 

 最後に、参加者の皆さんでそれぞれの会社のITの導入状況や課題などについて、意見交換を行いました。

 

 「業界や会社によって抱えている問題が異なることがわかった」、「他社で取り組んでいるものを自社でも取り入れてみようと思った」などの声があり、「もっと時間がほしい」という意見もあったほど、盛り上がったディスカッションでした。

 

 今回のセミナーでは、ピー・シー・エーさんや加賀建設さんから一般的なお話や「他社」のお話を伺いました。

 こうした情報を「自社」の状況にどう置き換えて実行していくかが重要なのではないかと思います。

 

 これからも、金沢イクボス企業同盟ではセミナー等の開催を通して、さまざまな情報の提供を行い、皆さまの課題解決や目指している働き方の実現を図っていきます。

2019年01月17日 11:50

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