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企業の取り組み紹介

企業の取り組み紹介④_株式会社シーピーユー

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社名:株式会社シーピーユー

業種:ソフトウェア開発業

社員数:155名
所在地:石川県金沢市西泉4-60


 

取り組みのキーワード

 従業員の出産・育児と仕事との両立を支援

 

取り組みの目的

 今から15年程前、当社の従業員構成は年齢に偏りがあり、従業員の20代~30代は総数に対して約80%、と大きなボリュームを占めていました。この事は従業員が一斉に出産・育児のリスクイベントを抱える可能性を示します。当社はリスクマネジメントの観点から、WLBの推進をはかり、出産・育児と仕事の両立を支援する企業努力が必要でした。
 

取り組みの概要

(1)育児のための在宅勤務制度と託児の補助
 産後間もなく復職を希望する従業員に対して、在宅で勤務できる制度を制定するだけでなく、ベビーシッター利用にかかる費用を補助し、自宅に居ながら子どものそばで仕事ができる環境を整えました。
 
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(2)育児のための短時間勤務制度の導入
 育児期の従業員が終業時間を繰り上げることができる制度を制定(通常8時間勤務→6時間に短縮)。保育施設への迎えの負担を軽減しました。


(3)子の看護の為の休暇を有給扱いで導入

 100%有給扱いの特別休暇として制定した結果、社歴が浅く年次有給休暇の少ない従業員の育児支援として役立ちました。もちろん、社歴の長い従業員による休暇取得も進み、その結果、年次有給休暇が本来の目的である心身のリフレッシュの為に取得されるようになりました。

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取り組みに関しての工夫

 「(1)在宅勤務制度」については自宅のセキュリティレベルの維持、社内コミュニケーションの不足、在宅では仕事のできない職種との不公平感が課題となりました。コミュニケーション不足についてはテレビ会議の活用などで改善に向かいました。しかし、いずれ産後の早期復職よりも育児休業を長く取って復職する方が望まれるようになり、育児のための在宅勤務制度は利用されなくなりました。
「(2)短時間勤務制度」と「(3)子の看護の為の休暇」は、従業員の利用・取得が高いため継続して取り組んでいます。
 

取り組みの成果と現状

 女性の育児休業の取得率は14年連続で100%を維持しており、女性のみならず男性も育児のための制度の利用率が年々高まってきています。
 制定した育児支援制度が社内に浸透し、出産・育児と仕事との両立に一役買っていることが感じ取れます。
 育児のために労働時間に制約ができるのはよくあることですが、それは一時的なもので永遠に続くものではありません。本人は短い勤務時間内で仕事をこなすために生産性を高める工夫を身に着けます。そうすると、いずれはその高まった生産性で長い時間を勤務できるようになる日がきます。
 また、マネジメントする側も、そのような多様な働き方をする部下を束ねるにあたり、マネジメントに創意工夫を重ねます。その結果、中間層のマネジメントスキル向上も感じられるようになりました。

 

2019年03月12日 17:18

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