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企業の取り組み紹介

津田駒工業株式会社

業種:一般機械器具製造業

社員数:950名(単独)
所在地:石川県金沢市野町5-18-18


取り組みの目的

 約20年前、研究・開発部門、設計部門における恒常的な長時間残業が問題となっていました。プロジェクト型のテーマも多く、業務の負荷が平準化しないという悩みもありました。
 何か手立てがないか労働時間管理について勉強する中で、専門業務型裁量労働制やフレックスタイム制と いう制度があることを知り、最初にフレックスタイム制、それから専門業務型裁量労働制と導入を行いました。

取り組みの概要

 フレックスタイム制(以下 FT 制)はコアタイム有の FT 制でした。平成11年度に研究・開発部門、設計部門と営業部門に導入しています。
 FT 制は、仕事の負荷状況に合わせ、始業と終業を従業員自身が決めますが、労働時間を計上して給与計算に反映するという意味では、始業・終業時刻が固定の場合と大きな違いはありません。
 最初から研究・開発部門、設計部門については、専門業務型裁量労働制の導入を考えていましたが、それまでの 「1 時間いくら」という考え方から、裁量制の仕事の成果に対していくらという考え方に行くのは、ステップを踏む必要があると考え、まず従業員自身が仕事の負荷に応じて始業・終業を考える FT 制を導入しました。
 これにより、仕事の負荷に応じて仕事の時間を決めるという考えを浸透させ、ともすればダラダラ残業になりがちだった職場で通常の始業時刻以降に出社したり、定時前に退社したりとメリハリのある就業に徐々に変化させることに成功しました。
 
 

<専門業務型裁量労働制について>

・導入は平成13年
・対象部門は、各事業部の研究・開発部門、設計部門
・一対象期間は、6 ヶ月
・対象者は、新卒は実務経験 5 年以上、中途入社者は所属長判断
・出社は義務付けたが、1 日 1 回出社すれば、7.75 時間(所定時間)のみなし労働としました
・裁量労働手当の支給
・チャレンジシートへの記入、チャレンジ面談の実施 ・健康チェックシート(タイムシート)への記入と、就業時間の把握(健康管理からの義務付け) 
 

 

取り組みに関しての工夫

専門業務型裁量労働制は、
1)自らの裁量と責任で成果を追求し、仕事に対するやりがいを高める
2)自由闊達でメリハリのある自律的な働き方を是とし、個々の新しい発想と感性を活かす
3)付加価値と時間を大切にする意識を醸成し、生産性を高める
ことを目標として導入したものの、運用する中で以下のような問題も顕在化してきました。
 
・入社 5 年以上のほとんどが裁量制になり、労働時間の自主管理が出来ない者が出てきました。
・裁量労働の適用がステータス化し非適用者との間で摩擦が発生しました。
・適用者本人が成果を意識し過ぎて、プレッシャーになり、メンタル不調者も出ました。
・途中から制度適用の対象者の選定に評価内容を加味した結果、ハードルがあがり、既得権者と新規者との間でミゾが発生しました。
 
<H24 に制度の運用見直し>
・対象者を一旦リセットして、新基準で選考 ・人選基準を、業務内容や、テーマ、優先されるプロジェクトおよび、適性(自己管理、WLB)、技量(能力、 モチベーション)としました。
・職場からの裁量制推薦者全員にストレステストの実施、結果を個人にフィードバック、結果によっては適用除外とする場合もあります。
 
 

これまでの取り組みの成果と現状

・裁量労働制は、もともと「働き方改革」のために導入した制度ではありません。
・運用しだいで、メリハリのある勤務体制になります。
 (効率の良い働き方を模索するようになる)
・現在の裁量労働制適用者の勤務時間は、所定外換算で平均 36 協定の上限(30H/月)とほぼ同じです。中には、ほぼ定時の業務のみという人もいます。
・裁量労働制以外の時間管理で働く従業員へも良い影響が出ています。 

2017年10月23日 10:46

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